人外愛流のお話。<羨望終>
※一部暴力的、グロデスク表現有。
端的に言うと。
家が、燃えていた。
「は・・・?」
わたしの家が。
わたし達の家が。
シュウは?
アリエは?
シウは?
・・・誰が?
「誰だぁぁぁぁっっ!!!?」
わたしは激情に任せて叫んだ。
いつの間にか村人が、わたしに武器を向けていた。
「そうか、貴様らか・・・。」
わたしは虚ろな目で、しかししっかりと"奴ら"を
見つめる。
「この、化け物が!!」
叫ぶ"奴ら"。
わたしは、箍を外した。
「このわたしに、なんたることを!!」
「貴様ら皆殺しにしてやる!」
いや、それだけじゃ足りない。
わたしの家族を奪った"奴ら"には、足りない。
「貴様ら、八つ裂きになる覚悟くらいはできているのだろうなぁ!!!?」
その後は、よく覚えていない。
けれど、気づいた時には村人は形も残ってなくて。
というか村自体が影も形も残っていなかった。
シュウとアリエとシウの安否は依然、不明だ。
End...?