二人ぼっちのめるの話<幸福>
巡との待ち合わせの駅へと走る。
はやる気持ちが押さえきれない。
駅につくとそこにはあの1ヶ月が嘘のように、元気そうな姿の巡がいた。
「巡!!」
名前を呼ぶと、巡は綺麗な茶色の髪を風になびかせて振り返った。
「める。」
柔らかく微笑む巡。
「荷物もつぞ。」
手を差し出すと「じゃあお言葉に甘えて。」と一番軽そうな荷物を渡してきた。
こういうところ、変わらないな。
なんて笑う。
なんてことない日常。
これから巡と一緒に暮らせる。
この先にあるのはきっと幸せ。
To Be Continued...